「検査より予防」がプロジェクトを円滑に進めるポイントである

sunadokei_20171018 仕事

こんにちは。

システムエンジニアをやっていて現場で手に汗握るのはシステムの切り替え作業です。
切り替え作業に向けて準備を念入りにやって、トラブルなくできたときの喜びは図りしれません。

直近の切り替え作業後の立ち会いを無事に済ませて、プロジェクトマネージャーの私はこう思いました。
「検査より予防」がプロジェクトを円滑に進めるためには重要なのではということを。

「検査より予防」とは?

「検査より予防」とはどういうことでしょうか?

近代的品質マネジメントの考え方の一つでクロスビー(Crosby)によって提唱されました。
作り手の視点で欠陥のないものを最初から正しく作るべき(無欠陥の概念)で、予防コストは欠陥を是正するコストに比較するとはるかに少ないとクロスビーは説いています。

もう少し噛み砕くと、予防には顕在化した課題、潜在化しているリスクに対して事前に対策を講じることでもありますし、作業前にしっかりと準備を行うことと広義では同じ事でもあります。

sunadokei_20171018

どれだけ前段階で準備ができるか

システム導入はどれだけ前段階で準備ができるかによって、実作業の品質が変わってきます。
特に、今あるシステムから新しいシステムへ切り替えを行う場合は尚更、事前の準備が大事です。

切り替え前に顕在化している課題について、切り替えに影響のあるものであれば当然ですが、解決しておく必要があります。
また、切り替え時のリスクもしっかりと洗い出し、リスクが発生したときにどういう影響が出るのか、また仮に発生した場合はどのような対応を行うのかを検討し、その結果をお客様とも共有した上で、切り替えは行うべきです。

切り替えに失敗してトラブルが発生すると、お客様側の信用を損ねることにも繋がります。
トラブルを収束させるのに、時間も人もお金も大量につぎ込むことになりますし、お客様との信頼も失墜するので、それを取り戻すもの非常に大変です。
また、トラブルが発生すると現場で対応しているエンジニアは目先の課題に追われてしまい、全体を見通して的殺な判断を行うのが厳しくなります。
プロジェクトマネージャーが現場作業も兼ねているプロジェクトだともう大変です。

だからこそ、前段階で準備を行うことが大事になってくるのです。

まとめ

私の職場で関わるプロジェクトの大半は短納期のものが多くあります。
以前やっていたプロジェクトと似たものであれば、これまでの教訓を活かして進めることも可能ではあります。
しかし、技術はどんどん進化していき、世間やお客様が求める要件も厳しくなってきています。

時間がない中でもいかに準備ができるかがプロジェクトマネジメントの肝であると考えます。
きちんとリスクを洗い出し、お客様と都度共有していくことで、トラブルを未然に防ぎましょう。

納期が迫っていて切り替えをしないといけないが、リスクが多すぎるという場合、お客様と事前に共有しておけば、切り替え自体をもう少し余裕をもってやるという対応をとってもらえる場合もあります。
事前に何も共有せず、納期を守ろうを切り替えをしてしまい、トラブルを招いた例は多々あります。

「検査より予防」ークロスビーが提唱したこの概念がプロジェクトの品質を維持してくれるのです。