上の娘はヤマハに通っています。発表会が近いのですが、なかなか練習が進まず、妻と娘は険悪なムードに・・・。そこでの気づきについて今日は皆さんにお伝えします。
音楽の練習のやり方、間違えてませんか?
最初から最後までを続けてやるのが効果的な練習ではない
私が妻に代わって、娘の練習を見ることにしました。私は小学校6年間ピアノを習っていて、大学でも音楽をやってましたので、妻よりかは多少どう練習をみて上げればよいかは分かります。
譜面を見ると、少し長めです。パートに区切って、パート毎に弾けるように何回も練習させます。いくつかあるパートの中でも特定のパートは娘も苦戦していました。パート単位ではなく、フレーズ単位で区切り、フレーズ毎に弾けるように特訓です。
フレーズ単位で弾けてくれば、次はパート単位で続けて弾けるようにします。パート単位でできれば、初めて全体で続けて通します。
譜面を最初から最後まで通して何回もやるのが必ずしも効果的な練習とは限りません。長めの譜面だと、弾けていないうちは子どもたちも飽きてきます。
子どもたちの集中が切れない範囲に区切り、そこを弾けるまで何度もやる。そうすると、弾けるようになると自信が出てきます。続けて弾くのも意欲がでてきます。
短所克服が一番効果的な練習法である
私と娘とで特訓した後、妻と娘は練習に出かけました。ヤマハの先生から言われた弾けていないパートがあったので、今度はそこを弾けるまで何度も練習すればよいのです。
何か才能を伸ばすには「長所伸展」と「短所克服」とがあります。音楽をやるなら、さらには時間がなく一定の成果を求めるのであれば、まずは「短所克服」になってしまいがちです。しかし、それは悪いことではありません。
実際には一つの譜面を最初から最後まで弾かないといけません。あるパートだけ弾けてなければ、作品としては仕上がりません。苦手なフレーズもちゃんと弾けないといけないのです。
だから、短所克服が上達するには一番効果的な練習法となるのです。

まとめ
音楽を教えるのは難しいです。私と違って、妻は全くノウハウがないので、手探りで娘の練習を見ていたようでした。ある程度、ノウハウを親が持っておくこと、無理なら子どもたちが自分で練習できるように先生がレッスンで伝えておくことが必要ではと感じました。
ただ、練習法は特別なものではありません。一度が無理なら、細かく区切ってやってみるのは何も音楽の練習だけではなく、一般的なものです。コツを掴んで、効果的な練習ができるように親としても工夫が必要ですね。